視線の権利

デリダの著作に『視線の権利』なるものがある。読んでる途中で狂った。あんな怖いものをよく書いたなと思った。怖さのなかに法悦のようなものを感じつつ、古い記憶ながら二度と読みたくないと感じたのを思いだす。 視線がわたしを捉えるとき、知り得もしない…

内定

内定 確定 勤務地各停 祝いに食いたいカルビ定食 祝い?呪い? 本音で言いたい わからない まあいいや のろい チル には飽きた。 むかしなら パラパラ コロコロ 読んで 時間をイルにキル。いまは ゴロゴロ 減ってく残高 をタッタカ 待ったなし で完食 で就職…

可能態

作者の意図とは裏腹にそう読むことも可能であることを可能態と呼んでいる。たとえば、ジブリの都市伝説なんかも作品の可能態だと考えている。 作品は作者のものではないし、そうでもある。作品は公である。公を占領することはできないが、作者は王である。作…

仮の答えを提出しつづける

ある本の影響で読書の方法をかえた。 前のスタイルは憑依型で、他人を自分に憑依させていた。言語化不可能の域にまで他人を自らに憑依させ、言語を窒息させるスタイル。感想を聞かれると、痴呆症者の振る舞いのように答えることしかできない。やばめのスタイ…

3日間ほど同じものをつくっていた。飽き性が祟ってはやく終わらせる、目処をつけるという作業をしないと気がすまない。そこに居続けられないという気持ちがあって、たとえば鳥貴族へ行くと、まずぼくは腹を満たしたいので焼き鳥丼を頼んでしまう。そういうタ…

気づけば何とも言えない物語を作っていた。批判されればされるほどその作品と化していくという謎の構造を孕んだ物語となった。バグみたいな物語。謎の本質は解けなさにある。 謎は穴である。埋めようとすればするほど、穴のまわりを廻るはめになる。こんなア…

インスタ

インスタをしている。基本的にはキキちゃんと2人でやっている。ほとんど自分の格好を記録するためにやっている。当初の目的はそれプラス、一つのアカウントを多数で運営するのが目的だった。というか、それが主だった。 一人は一人であり一つの目から成る。…

むかしのハロウィンは酷かった

「火あぶりにされたサンタクロース」 という本がある。レヴィ=ストロース、中沢新一が著者である。四年前に読んだのであんまり覚えていないけど、ハロウィンとクリスマスについて考察した本なのだが、その本によれば昔のハロウィンはとんでもないものだった。…

キキちゃんへ

冬のはじまりを知りました ほんのり秋に染まった葉が おちるのをみてやってくるのかと思っていればやっぱりきましたね冬ですか。冬です。一夜ずつ、一夜ずついずれピークを迎えますまた、わたしたちは知らない間に超えてしまうのでしょう冬を超えてしまうと…

ある写真への応答

ここに一枚の写真がある。わたしは撮影の現場に立ち会った。撮影者、わたしを含めて四人がその場にいた。 コスモスの群生、飛び火、ブルーライト、夜、駐車場。 夜に放たれるブルーライトは心を騒めかせる。自殺や犯罪の抑止を謳われることもあるが、あれは…

目下労働

働かなくてはいけない。働いて宝くじを買ってと。宝くじが当たったら辞める。で、何をするか。何もしない。何もせずに生きたいのだが、家賃やら保険やら。生活に追われる。なぜ生活に追われなければいけないのか。困る。払う必要はない。払わない生き方もあ…

バッドボーイ純子

趣味がローラーブレードだったなおきは先生の葬式にもローラーブレードを履いてきた。かと思えば、けんちゃんは竹馬で、早苗は一輪車。金持ちだったポポランスキーはやっぱりロールスロイス(笑) キャロット先生もたいへんなクラスメイトを持ったものだ。キャ…

生きるらしい

生きるだけで金がかかると祖母に言ったとき、『その通りや!』と祖母は言った。祖母が二回出て来た。どうにか一行にまとめれないだろうか。生きるだけで金がかかると言ったとき、『その通りや!』と祖母が言った。よし。そんな祖母がアルツハイマーにかかっ…

免許合宿へ行く普通じゃない人へ

免許合宿、辛いですね。ここまで自分は何もできないのかと思う日々が続きます。みんなが普通に取れるはずの免許でさえ自分は取れないのだと考えてしまうと、自分だけポツンとはみ出ているような気がして心が暗くなります。『普通は取れる免許』と言われる普…

スピード

車の法定速度は60kmである。馬もだいたいそれくらいのスピードで走るらしい。高速なんて100kmである。機関車ができた当時、そのスピードはよく知らないが乗客は目を回したらしい。馬に乗るときはお偉いさんも慣れるまで、さぞかし怖かったろう。一般庶民なん…

無能な神様と欲深い人間

コオロギがベランダで鳴いている。こいつは律儀に玄関から入ってきた。あー玄関で鳴いているなあなんて思っていたらいつの間にか部屋に上がってたみたいで、夜中の3時ごろにやかましく鳴き始めたのでベランダに放した。それから数日経つが、まだベランダにい…

足首川

気がついたら10キロ漕いでいた。昼下がりに実技が終わったので宛てもなく自転車に乗っていた。距離も距離だったので国道を逸れた。白く濁った中筋川にかかるタツノコ橋を渡るとエノという村につきあたった。しばらく進むと底の石どもがありありと見える川が…

それは仕方ない

車に乗れる気がしない。車に乗るのは好きである。乗れば乗るほど好きになるだろう。そんな気がする。ただ、交通マナーとやらが分からない。後方よし、ウィンカー、左よし、右よし。とか安全確認が苦手である。それにもまして教えてもらうのが苦手である。よ…

あーあ

おれと坂口恭平

このサイ、はっきりと言ったほうがいい。ぼくは躁鬱ではない。数年前にそう思うこともあったが、さいきん強くそうではないと考えている。ぼくは飽き性で過敏な、いわば、ただの子供である。情緒不安定である。持続しないハイとロウを間欠的に営み、その振れ…

無意味に対する賞賛に対する苦言

先日、ブコウスキーの探偵小説、パルプを買った。解説やらが二つ付いていて、その内の一つがあまりに不快だったので千切ってしまった。この本から意味を見出すことは無意味であるという一文がその破ったページに書かれてあった。『おれは死という名の淑女と…

アンチクライマックスに対する苦言

アンチクライマックス文学は終わりのない文学ではない。アンチクライマックスはオチのない文学なのであって、結末がないわけではない。 ある文学者によれば、その文学はナチスに対する抗議、ハイデガーに対する闘いであるらしい。要は終末論、自分が生きてい…

どんぐりとドジョウ

どんぐりとドジョウどんぐりころころ どんぶらこ‬ ‪おいけにはまって さあたいへん‬ドジョウがでてきて こんちにちは‬ ‪ぼっちゃん、いっしょにあそびましょ‬ ‪どんぐりころころ よろこんで‬ ‪しばらくいっしょにあそんだが‬ ‪やっぱりおやまがこいしいと‬ ‪…

颱風とどんぐり

‪颱風とどんぐり‬ ‪本がまともに開けなくなってしばらく経つ。書くことも特になくなってしばらく経つ。まるまると退屈は肥えていく。隙間に挟まる退屈に負けてタバコを吸う癖がある。いたずらに増えていく吸い殻の数が、敗北の記録である。‬ ‪灰皿を綺麗にし…

リサイクルショップで宝探し

リサイクルショップには夢がある。野暮用でリサイクルショップに寄ったのだが、とんでもないお宝と遭遇してしまった。 『Sportclad』ウールハンティングジャケットが3千円で売られていた。正確な年代はわからないけど、おそらく40s〜50sだと思う。とんでも…

何をしようとしていたか、もしくは、何もしようとしていなかったのか。吸っている煙草の煙が、こちらへやってきて、とぐろを巻く。火を消そうにもしつこく煙をあげておれにまとわりつく。ベランダから風が吹いているのか、と考えてみるも、風の気配すらなく…

ふと思うことがあり、自分のしたためた書き物を読んでみた。とんでもなかった。これでなにかを作ったような顔をしていたのかと思うとちょっと悲しくなった。こういうことは度々ある。たとえば、誰かの詩集やらを読んで、この程度のレベルかと思う。まだ自分…

新開地の乱

新開地に行って来たキキちゃん69点。おれ79点。新開地の思い出終わり。 神戸にてん?これは、、ベビー用品専門店である。メタファーなのだろうか。あまりに直接的な表現すぎて理解に苦しむ。つまり、子供の動きさながらマネキンに躍動感を与えようとした結果…

剥製だらけの博物館

岸和田に行って来た。もう一度行ってみたい場所があったが、そういう場所こそ二度と行かないだろうこともあるだろう。生きている限りその可能性は潰えないだろうが、そんなことはどうでもいいか。岸和田の自然資料博物館なんとかの剥製の群れにはビビった。…

他人の世界についてとやかく言えるほど皮膚の壁は薄くないぞ

ぼくは人を信じないし、基本的には話したくもない。友の輪が狭いと言われようが興味のない人と話す必要はまったくないように思う。だから輪を広げようとし続けるSNSを具体化させたような人間の主張はつらく、そういう人に限ってお節介だから一度絡むとめんど…