カブトガニ博物館は世界に一つだけしかない。それが日本にあることを、友よ、しっかりと誇りに思ってほしい。場所は広島県の端笠岡市である。
友よ、笠岡はカブトガニの生息地である。恐竜のいる時代から、ほとんど姿を変えない、生きた化石カブトガニが日本にいることを、友よ、彼らはヨーロッパにはいないのだ。ローラシア大陸が割れ、大西洋が誕生するとともに地球の反対側までやってきたこの未知なる生き物。
三葉虫を祖に持つ彼らはサソリやら蜘蛛の祖が海に別れを告げ上陸するのを見送りながら海に残った。彼らの仲間の大半は死に絶えた。まさに生きる化石。
それではカブトガニの写真を
個別認識タグでさえ、かっこよく装ってしまうカブトガニ。
映像も剥製も模型も
青い血も精子も