カルチャーをつくる

ぼくがなぜリサイクルショップで働くのか。単刀直入に言うと最強だからである。例えば、アパレルの話をする。ドルガバはドルガバの服しか売れない、古着屋は日本のおばあちゃんの服を売れない。でも、リサイクルショップには全てあるんですよね。エルメスもマルジェラも、シュプもヴィンテージ もおじいちゃんの服も。小学生の頃被ってた黄坊も、お兄系もギャル男もすべてあるんですよ。だから最悪にも最強にもなりえる。

リサイクルショップはいっぱい乱立してるけど、スタイリングの提案まで出来るリサイクルショップってないわけです、現状、買ったものを売るだけです。実際はリサイクルショップには秘めた可能性があってその可能性を解き放つ人間がいてないだけ。某大手はスタイリングの提案に躍起になろうとしているけど、現状に追従するスタイリングしかできていない、インスタでプチインフルエンサー使ったりしてるけど、あれで新しいカルチャーできると思いますか?

例えば、レッチリのアンソニーはロックにラップを混ぜましたよね。当時のレッチリの服装なんか見てると、ミクスチャーって言ってもいいほどごちゃ混ぜです。ぼくはあれがしたいんですよね。追従するのではなくて、リサイクルとして新たなカテゴリーを作る。時代も、ものも、使用途まで異なるものを一つの形として提案する。

学ランも使いたいし、日本刀も使いたい、ちょっとライト臭いけど、そうゆうのってリサイクルでしかできないことだと思う。2019年はそれが出来る手筈は整いつつあるので勝手にやろうと思ってる。