祈り

無力なきみは祈ればいい

わたしについて祈ればいい

祈ることしかできないわたしたちは

祈ることしか、

祈ることしか、わたしときみは

だから、きみとわたしは

祈ればいいのか

祈ればいいのか

祈ればいいいいいのか

祈ってればいいのか

わたしときみは

祈ることしか、

祈ることしか、きみとわたしは

祈ることだけがわたしたちか

無力か祈りは、わたしときみは、

無力なわたしは

無力なきみが祈るのなら

わたしときみは

身体のかべを跨ぐのか

願いか、それは

祈り だれに祈る

きみに祈る

祈り めには見えない 絹のように滑らかに

だれにも知られないように

無力なきみは祈ればいい

わたしについて祈ればいい

祈ることしか 祈ることで 祈ることだけが

わたしときみを つよくつよく結びつけるのなら それは呪いとでも呼べるのではないか

祈り それは呪いか 願いか

信じる なにを きみを わたしを

もう騙されないぞ

このペテンは見抜いてんだ

だからきみは祈ればいい

わたしについて祈ればいい

諦めでも 赦しでも そよ風にのせて

雷鳴が降って一喜一憂する そんな生のなにが悪い