Entries from 2019-08-01 to 1 month

祈り 無力なきみは祈ればいい わたしについて祈ればいい 祈ることしか わたしたち 祈ることだけが 我々の 祈りだけが 我々か 無力なきみは祈ればいい わたしについて祈ればいい 祈ることだけが きみとわたしか 祈ることしか わたしときみは 祈ることしか 祈…

さっき見たもの 前に見たもの 剥がして 深くへ自己 おれの宇宙 無垢ではないと知りながら 混血の子と話す 言葉すべてに阻まれながら 記憶を辿る 記憶に阻まれながら 遺してどうなるのだろう このキチガイが おれの部屋は世界 どこへ向かおうが世界 自閉的内…

聖なるかな、我々は

リサイクルショップに勤務してから、日本のお客様大国っぷりをまざまざと見せつけられている。 千円で売った商品に不備があって、五万円分割引させられたり、胸ぐらを掴まれて海行くぞと外に連れ出されたり、商品を転売してクレームがでれば店にブチギレてく…

四季に狂って 四六時中 蝉時雨 春から秋のグラデーションは 色情に狂った人間どもの生 終わった 終わった 黒に溶けたモード 四季を喪失した我々の制服 毛皮を喪った終焉の黒 墓場より涼しい部屋から 滝のように汗が流れた 我々の四畳半には何者もおらず 我々…

決めること

そもそも決めることはあり得ないことだ。あり得ないことのなかで、あり得ないことを捨て、あり得ないことを行う。決断は狂気ありき、相手は無限だ。存分に狂いたまえ。狂いまくっても可笑しなことじゃない。狂え

寝ぼけていたのだろうか。祇園で夜を明かして帰ってきた折、とんでもなく青い空をみた。青すぎるあまり怖くなった。清廉とした空から爆弾は落ちてくるものだ、と突然考えていた。過去に、こんな空から爆弾が落とされたような、気がした。鳥肌が立ち、涙ぐん…