Entries from 2018-04-01 to 1 month

幻の展覧会

展覧会を主催したことがある。1日だけだけど、給料のほとんどを使ったのだ。なぜ展覧会をしたのだろうか。動機はよくわからない。それに自分のためにしたわけじゃないのだ。友人のためにやった。ために?わからない。 何か報われなかったのを覚えてる。何か…

手段としてのファッション

コラージュしているとき、完成させたくないなとよく思う。マグネットみたいに付け替えできたらいいなあとか考えるが、作った以上は形がほしいので完成させてしまう。 コラージュしていると、とんでもない物語が生まれる。位置を変えれば、その物語に拍車がか…

他人のことなのにうれしい。他人だからこそ嬉しいのかもしれない。好きな人は他人でしかないのだから。占いの話をしようと思う。むかし、ちょくちょく色んな占いへ行っていた。幼いときから女と溺死が頭から離れなかった。後年になってから、犬というのも頭…

瞬間の王

あれはなんて匂いなんだろう。リステリンってなんなのだろう。アルコールの匂いは大好きやけど、リステリンの匂いはあんまり好きじゃない。そういや、リステリンは口をくちゅくちゅするやつか。まあいいやあの匂いはあんまり好きじゃないのだ。ぼくはもうダ…

カヌー

もうぼくはわりと仕事のことなんかどうでもよい気がしているのだ。またあのひもじい生活するのは嫌だし、金ない金ないつって燥ぐのも嫌だし、いろいろと仕事やめるにあたって嫌なことがたくさんあるのだけど、ぼくのなかに明確に色づき初めてる夢は湖の畔で…

うしろめたい起床

移動が決まった。二連休を頂いた。今はその2日目に差し掛かる。昨日はとても楽しかった。ひさしぶりに昼過ぎに起きた。うしろめたい。曇りのせいもあるかもしれない。春の冷たい風がベランダから吹いている。風が冷たい。数日前にお客さんから頂いたリンゴ…

堆積を彷徨う

サッカー部には童貞しかいなかった。ぼくを含め、新入生はみんな童貞だった。童貞でないほうが珍しかった。サッカー部は童貞の集合体だった。よくよく考えてみると、新入生のほとんどは童貞だったのではないか。入学して間もなく、友達が友達をカラオケで食…