Entries from 2017-11-01 to 1 month

カブトガニ博物館

カブトガニ博物館は世界に一つだけしかない。それが日本にあることを、友よ、しっかりと誇りに思ってほしい。場所は広島県の端笠岡市である。 友よ、笠岡はカブトガニの生息地である。恐竜のいる時代から、ほとんど姿を変えない、生きた化石カブトガニが日本…

視線の権利

デリダの著作に『視線の権利』なるものがある。読んでる途中で狂った。あんな怖いものをよく書いたなと思った。怖さのなかに法悦のようなものを感じつつ、古い記憶ながら二度と読みたくないと感じたのを思いだす。 視線がわたしを捉えるとき、知り得もしない…

内定

内定 確定 勤務地各停 祝いに食いたいカルビ定食 祝い?呪い? 本音で言いたい わからない まあいいや のろい チル には飽きた。 むかしなら パラパラ コロコロ 読んで 時間をイルにキル。いまは ゴロゴロ 減ってく残高 をタッタカ 待ったなし で完食 で就職…

可能態

作者の意図とは裏腹にそう読むことも可能であることを可能態と呼んでいる。たとえば、ジブリの都市伝説なんかも作品の可能態だと考えている。 作品は作者のものではないし、そうでもある。作品は公である。公を占領することはできないが、作者は王である。作…

仮の答えを提出しつづける

ある本の影響で読書の方法をかえた。 前のスタイルは憑依型で、他人を自分に憑依させていた。言語化不可能の域にまで他人を自らに憑依させ、言語を窒息させるスタイル。感想を聞かれると、痴呆症者の振る舞いのように答えることしかできない。やばめのスタイ…

3日間ほど同じものをつくっていた。飽き性が祟ってはやく終わらせる、目処をつけるという作業をしないと気がすまない。そこに居続けられないという気持ちがあって、たとえば鳥貴族へ行くと、まずぼくは腹を満たしたいので焼き鳥丼を頼んでしまう。そういうタ…

気づけば何とも言えない物語を作っていた。批判されればされるほどその作品と化していくという謎の構造を孕んだ物語となった。バグみたいな物語。謎の本質は解けなさにある。 謎は穴である。埋めようとすればするほど、穴のまわりを廻るはめになる。こんなア…

インスタ

インスタをしている。基本的にはキキちゃんと2人でやっている。ほとんど自分の格好を記録するためにやっている。当初の目的はそれプラス、一つのアカウントを多数で運営するのが目的だった。というか、それが主だった。 一人は一人であり一つの目から成る。…

むかしのハロウィンは酷かった

「火あぶりにされたサンタクロース」 という本がある。レヴィ=ストロース、中沢新一が著者である。四年前に読んだのであんまり覚えていないけど、ハロウィンとクリスマスについて考察した本なのだが、その本によれば昔のハロウィンはとんでもないものだった。…