Entries from 2018-01-03 to 1 day

ほしぼし 煌り

ほしぼし ひかり ぼちぼち 終わり 月なき夜 鳴く 星のまたたき チカチカ ドン チカチカ ドン チカチカ ドン あれはなんの星か あかく 煌る あの星は あれは星か 星ではないのか 月なき夜 またたく 星鳴く チカチカ ドン チカチカ ドン チカチカ ドン 焚き火…

元旦の詩

クソ癖になるこの味 おれ 食らう イノシシの脚 リブに噛みつく 歯茎の赤さ 童貞のように 野蛮でピュア クソ癖になるこの味 涎降らし 雨舞わす風と 踊るピュシス 吹き出す 千の帳 揺りかごから墓場まで 地鳴り クライシス 空走る 雷 掌の皺 刻み クソ垂らし …

師走の詩

ある世界の情景 今夜、毛皮を纏えぬ者が 毛皮を纏い 歌えぬ声で 聖歌を歌う 最も愚かな 者が 愚かな唄を 夕べ、今朝もがれた腕が 独り泣き始める 身体の垢を詰めながら 蕾をひらく そんな夕べ 侍る 苔を擦り落とす ヤカラの唄が 海へ ながれる 黄昏 プールの…

われはかみなり

我は神なり われは雷。あまりにも恣意的な規則により、2018年を迎えさせられる羽目となった。神社へ行けば御神籤をひく。賽銭やらを入れることはないが、お邪魔しますとは言う。森へ行っても、人の家へ行っても猫の住処へ行ってもお邪魔しますとぼくは言う。…