結局忘れる

読んで感動して忘れる。観て感動して忘れる。内容など記憶に残らず、ただ衝撃と感情だけを憶えている。

グレッグイーガンの短編集『祈りの海』を読んだ。一つへ収斂させるシンボル、アイコンを完全に否定していた。起源の否定、宗教、信仰の否定、人に後ろ盾を与える全ての一なるモノをボコボコにしていた。