作らないことを始める

スタイリングを作っていた。今後は作らないことを作る。能動的なスタイリングを止めてみる。逆ハリもなにもかもが無意味だ。おしゃれとか、そういう身内ごとに関わってられるか。どうでもいい、あえてなんてものを俺は今後やらない。全てニュートラルからのドライブだ。つまらないことはしない。俺はファッションを始める。夜 朝起きて身体と気分に服を作らせる。もはや思考しない。思考するだけ無駄だ。おれは理解した。俺のインスタグラムはかつてないほどおしゃれとは縁遠くなるだろう。たまにはおしゃれしたくなるだろうし、新鮮な要素をふんだんに散りばめたエッセンスの塊みたいな格好をしたいだろう。その時は作ればいい。でも、それは私服ではないのだ。私は私服を着たい。私服は作るもんではない。いちいち明日何を着るか、ど違和感のない斬新さを求め続けたが、それは私服ではない。媚びであり、ただのマウントだ。私はマウントを取るのが好きで、面白いもの、新しいビジョンが好きだ。でも、それは私の仕事ではなく、アパレル業界の人が勝手にやって身内で盛り上がればいいのだ。