殺したいと願う

殺したいと願う。老若男女問わず、不快な奴は殺したいと思う。強く思う。強く思うが、殺せない。捕まるからだ。捕まるとタバコが吸えないし、散歩ができない。集団生活を強いられる。地獄だ。

地獄を見せてやりたいと願う。老若男女問わず、不快な奴に地獄を見せてやりたいと思う。強く思う。書く、書いても読まないだろうけど、書く。つまりは呪う。呪いによって殺意を解放させる。だから書く。だから、書くことを忘れたら私は何者かになってしまう。

何に対する殺意なのか忘れてしまう。それが一番怖いこと。ティーンではない。

人がたくさん死んでいるところを見ると悲しくなる。それは事実で興奮もする、それも事実。そんなに大差ないような気がする。義憤に駆られる、踊っている気がする大義名分。

脚元がお留守。空を切る拳。でも、砂さえ握り続ければ目潰しが出来るかもしれない。何回やるかが問題。そこから腕の可動域の研究を始めるそれも乙。砂について学ぶかもしれないそれもいい。そうしていくうちに何をしていたのか忘れる。全体を忘れて細部に魅入られる