水であるわたしたちは、年中染まりやすく汚れやすく、わたしたちはいつも何色かであったためしがなかった
わたしたちは水であるから、空気をよく含むのだった
わたしたちに溶けるだろう馴染みやすいシャブ おれやってたもん、シャブ
初めは吸うんや、おれは絶対吸うだけやと思ってたよ
でも、気づいたら打ってたんや力湧いてくんねん
わたしたちは自在に変幻するから形がなかった
ヒビが入ると漏れてしまう それを忘れることができない
わたしたちは空の容器の横で水たまりになった
わたしたちは眺めていた
それを忘れることができなかった
わたしたち、形の傍で滲みていった
乾くことのない湿気になった
空の容器は話していた