昨日は土曜日、セレクトショップへ行った。あんまりおもしろくなかった。ビックカメラへ行った。とてもおもしろかった。テレビは4Kから8Kへ進化していた。画面から音出るテレビがあった。触ると手が震えてすごいなと思ったけど、そのあとズボンで手を拭いた。外へ出ると「ワクチンあぶない!マスクを外そう」と行ってデモ行進をやってた。やたら目を合わせてこようとする旗本につづく人間どもの姿を眺めやる。なんとなく全容を掴む。すごい嫌な感じがした。群れの構造が透けて見える。リアリティを置き去りにしたアイデンティティに集う群れ。フラットアース運動、地球は丸くない、平らであるっていう海外のカルト組織があるんですけど、彼らは学者にすごいバカにされてるんです。そのドキュメンタリーを半年ほど前に観ました。『フラットアース』っていうワードはただの掛け声に過ぎず、その集団の合言葉なだけなんですよね。社会から溢れてしまった人たちが承認欲求、居場所を求めてそういった場所に集まって意見を交わす。フラットアースっていう終点へ向かって。フラットアースは仮説ではないんです。あくまで結論です。この実験は初めから結論が決まってる、科学的にも創作としてもおもしろくない。事実、根拠なんてどうでもいいわけです。みんなで慰めあって恋したり、仲間ができればいいわけやから。その、悲しみから逃れたい気持ち、何かに包摂されたい気持ち分かります。でも、そっから生まれてくるものは面白くない、まったくね。私は嫌いです、馴れ合いが。自立してない群れが嫌いです。誰かの元に集まる人間が嫌いです。平伏す人間が嫌いです、それでアイデンティティを形成してる人間が嫌いです。私はハッシュタグデモが嫌いです、集団に溺れることの快楽を知っているから、それはかつて祭りとよばれたもので発散されていた変性意識の集合体、国家単位の戦争に利用される危ないもんです。どこでそれを使うか、どの集団でそれを使うか、それを練習する機会のないまま集団、イデオロギーに溶けていく人間を見るのは辛いものがある